2025/10/12 に開催された TinyGo Conference 2025 in JAPAN は、皆様のおかげをもちまして、大盛況のうちに閉幕いたしました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
本イベントは TinyGo 単独のカンファレンスとしては世界初となりました。 TinyGo Core Meeting という TinyGo の中の人を中心とする会議においても注目されていて、当日も中の人である _CONEJO さんがリアル参加 + 展示 + 登壇をしてくれています。
イベントの様子を sago35 が振り返っていきます。
準備開始
09:00 前に現地入りし準備をしていきます。はんだ付けを伴うワークショップがあったり大がかりな展示があったりで時間がかかることが予想されるため、手短にスタッフミーティング + スタッフ自己紹介を済ませていきます。

展示ブース + ワークショップ
展示はとても豪華なものになりました。
まずは _CONEJO さん。 TinyGo の中の人であり、海外の GopherCon や FOSDEM などでも実際に展示されているものを多数持ってきていただきました。にぎやか。

こちらは nobonobo さん / スイッチサイエンスさんの展示。 TinyGo で作成されたフォースフィードバック付きのハンドルコントローラーおよびペダル、シフトなどが実際にプレイできる形で展示されています。この写真とは違うゲームになりますが、多くの来場者に実際に体験していただきました。

それ以外にもたくさんの展示をしていただき、非常に豪華なものとなりました。




ワークショップ部屋も準備していきます。はんだごて、こて台、作業マットは HAKKO さんに貸していただきました。ありがとうございます。

受付 + ノベルティ
各種ノベルティをお配りしつつ受付を行いました。

ノベルティを一部紹介します。名札は JLCPCB さんにスポンサーいただいた基板で作成しています。
この名札はパーツを実装することで、 TinyGo + sago35/tinygo-keyboard + koebiten が動くようになっています。当日説明し損ねた感がありますがロータリーエンコーダーを押して Layer 2 にした状態でキースイッチを押下すると koebiten モードに遷移します。是非遊んでみてね。
ストラップはこんな感じで、 2 点止め、長さ調節可能、安全パーツ付きになっています。安全パーツは強い力がかかったときに分離する機構です。私 (sago35) の要望によりつけてもらいました。これがあると普段使い?しやすいよね。

ステッカーは momi さんにデザインしていただきました。きらきら背景に超楽しそうな Gopher がいてかわいい。
オープニング
予定から少し遅れて 10:40 スタートでオープニングを行いました。

今回の開催にあたり、一般社団法人Gophers Japan 様に会場費をはじめ多数のサポートをいただきました。ありがとうございます。

今回、 JLCPCB 様には名札の基板 + ノベルティ、 HAKKO 様にはワークショップ機材 (はんだごて等)、 SwitchesMark 様には自作キーボードの展示協力をいただきました。ありがとうございます。

オープニングでは TinyGo の中の人である Ron Evans さんからのビデオレターを再生しました。一部日本語でも話をしてくれたし、 Nagami / logica さんによる和英両対応の字幕もあり、しっかり伝わったと思います。
Ron Evans さんにも来ていただきたかったのですが他イベントとの兼ね合いで調整できませんでした。 Ron Evans さんからは 「来年こそは参加したい」 というコメントもいただきました。
オープニングセッション
オーンプニングセッションということで、 TinyGo Conference 2025 in JAPAN を開催するきっかけとなった TinyGo Keeb というコミュニティの紹介、そして TinyGo Keeb のメイン活動である TinyGo Keeb Tour の紹介を行いました。また、そのあと TinyGo の基本、何が作れるのか、どうやって始めるかと進めていき、最後にはフルスクラッチで Layer 機能付きの USB HID Keyboard を作成するライブコーディングを行いました。
ライブコーディングのデモ自体は過去に Go Conference mini 2023 Winter IN KYOTO で実施したものとほぼ同じではありますが、 TinyGo を実際こんな感じで開発していく、というのがうまく示せたと思います。機能を追加するごとに大きな拍手をいただき、とても気持ちよく?ライブコーディングすることができました。
この後、セッションとワークショップが始まっていきます。
ワークショップ
TinyGo Conference 2025 in JAPAN の最大の特徴だと思っているし、一番こだわったポイントとしては 「会場内ではんだ付けができる」 という部分です。これにより会場選びの難易度も高かったわけですが、 TinyGo Keeb Tour という朝からはんだ付け昼からソフトを書く、というイベントをやっているコミュニティとしては絶対に外せないポイントでした。
事前に予約枠を設定していてその分はスムーズに流せたと思います。一方で当日枠はオペレーションが定まらずスムーズに運営できませんでした。申し訳ありませんでした。

そしてワークショップにははんだ付けだけではなく、キーキャップをデコるワークショップもあります。こちらもとても盛り上がっていました。 conf2025badge をはんだ付けして、キーキャップもデコるというとても良い流れになっていました。

セッション : TinyGo のこれまでとこれから
LT の前に TinyGo の歴史を振り返るセッションを行いました。技術的な話はしません、と前置きしたうえで、 TinyGo の歴史と、自分 (sago35) と TinyGo の関わりの話をしました。
私が TinyGo に深くかかわるきっかけとなったポストは以下だったんだろうな、と改めて思いました。

クロージング
すべてのプログラムが終了しいよいよクロージングです。

時期未定だしはんだ付けするかも不明ですが、何らかの形で After Event を実施予定です。お楽しみに。

多くの来場ありがとうございました。最高に素晴らしい会が開催できたのは、ご参加いただいた皆様、スピーカーのみなさん、スポンサー様、 Gophers Japan 様、スタッフの皆さん、運営の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

X のポストまとめ
当日の様子 (+α) は以下にまとまっています。
https://posfie.com/@qt_luigi/p/4sWz9Di
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